アレルギー

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アレルギーについて

気管支喘息

ウイルス感染やダニ、ハウスダストが原因で空気の通り道がせまくなってゼーゼー呼吸が苦しくなったり、ひどい咳の症状がでます。適切に治療をしないと成人に持ち越すことも多いので注意が必要です。治療には喘息発作時に行うものと、症状のない普段から行うものがあり、アレルギーをおさえる内服薬、炎症をおさえるステロイド吸入薬があります。発作の重症度、頻度によって適切な治療を選択します。治療には年単位かかります。

アトピー性皮膚炎

乳児の皮膚がごわごわして赤くなっている状態がつづく場合、アトピー性皮膚炎かも知れません。適切に治療をしないと食物アレルギーを引き起こす可能性があります。
保湿剤や症状に応じたランク(強さ)のステロイド軟膏を使用します。また生後3ヶ月からはステロイドを含まない炎症をおさえる軟膏(モイゼルト軟膏等)を使用してステロイドの使用量を減らすこともできます。見た目相当悪化してから治療するのは大変ですので、早めの受診がおすすめです。また自己判断で治療を中断すると、せっかくよくなっても再燃してあきらめてしまう方も多く、治療が軌道にのるまでは1ヶ月ごとの受診をおすすめします。

アレルギー性鼻炎、花粉症

鼻水が長くつづく場合は、原因として副鼻腔炎やアレルギーなどがあります。スギ花粉によるアレルギー性鼻炎が有名ですが、ダニによる通年性の鼻炎もあります。症状がでたら鼻水を抑える薬を内服したり点鼻したりしますが、最近は5才以上なら舌下免疫療法も行っています。これはアレルゲン免疫療法といって、アレルゲン(スギやダニ)を少量投与し続けることにより免疫寛容を誘導する、スギ花粉やダニに暴露してもアレルギー反応がでにくくする治療で、当院でもすでに多くの方がスギやダニに対する舌下免疫療法を始めています。アレルギー性鼻炎を疑った場合はまず血液検査で原因を確かめます。少しでもご興味あるかたは(治療するしないにかかわらず)院内で紹介ビデオも見られますのでお気軽におこしください。

食物アレルギー

卵が多いですが、そのほか牛乳、小麦などひとによって原因は様々です。蕁麻疹が少しでる程度からアナフィラキシーまでありますが、基本基幹病院で半日入院して食物負荷試験を受けることも多いです。昔は除去のみでしたが、現在は負荷試験で食べられる量を決めて、症状が出ない範囲で食べて治すのが基本です。
当院では軽症の卵白アレルギーの方にかぎって外来で食物負荷試験を行っています。

アレルギー検査

アレルギー検査は、 アレルギーと思われる症状(食事によるじんましんや喘息、アレルギー性鼻炎や皮膚症状等)があり、治療などの必要があれば保険適用で受けられます。(症状がなく心配だという理由だけでは、原則、当院では検査を実施していません)

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