インフルエンザ薬の予防内服について
2026.10.14 NEWインフルエンザが流行すると、ワクチンを接種し、マスクや手洗いを徹底していても、完全に感染を防げるわけではありません。家庭内に受験生がいたり、生後間もない赤ちゃんがいるなど、「どうしてもかかりたくない」と思うシーンも多いかと思います。
そんな時に考慮される選択肢の一つが「予防投与」です。抗インフルエンザ薬を発症前に服用することで、感染を未然に防ぐことを目的とした医療措置で、インフルエンザ感染者と濃厚接触した場合や、感染リスクが高い状況において実施されます。一般的な治療薬と同じ抗インフルエンザ薬を使用します。適切なタイミングで予防薬を服用した場合、インフルエンザの発症を70~90%程度抑えることができると報告されています。
<使用薬剤>
当院では、予防内服に対してデータが豊富なタミフルを推奨しています。
<予防投与の費用(自費)>
予防投与は保険適応外となるため自費となります。当院の診察代は2,000円です。
※薬剤に関しては、別途調剤薬局で費用がかかります。(約4,000円ほど)
<予防投与の対象となる方>
・受験生:入試直前(1~2週間以内)に家族が発症した場合
・受験生の家族:インフルエンザ感染者と濃厚接触した場合
・基礎疾患がある方:喘息、心疾患、糖尿病などで、インフルエンザにかかると重症化しやすい方
・新生児の保護者:インフルエンザワクチンを接種できない生後6か月未満の赤ちゃんを守るため、保護者が感染を防ぐ必要がある場合
・どうしても休めない仕事がある方:医療従事者や介護職、重要なプロジェクトを抱えている方
など
<処方を受けるご本人の受診>
処方を受けるご本人の受診がない場合には処方できかねますので、必ずご本人の受診をお願いします。あらかじめ受付でお申し出いただければ、クリニックの外でお話しを伺うこともできます。
<予防投与開始時期>
インフルエンザウイルス感染者に接触後、48時間以内に内服することが推奨されています。48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていません。
<予防投与のまとめとして>
・発症リスクを70~90%低減
・当院ではタミフルを使用します
・インフルエンザ感染者と接触後、48時間以内にご来院ください
・全額自費です(保険適用外となります)
・必ずご本人も受診する必要があります